【4月26日 AFP】テニス、マドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)は25日、男子シングルス1回戦が行われ、四大大会(グランドスラム)通算22勝を誇るラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)は6-1、6-0のストレートで16歳のダーウィン・ブランチ(Darwin Blanch、米国)に快勝し、大会に別れを告げる中で2回戦に駒を進めた。

 2024年を競技生活最後のシーズンと位置付け、これがマドリード・オープン最後の出場になるとみられている37歳のナダルは、けがからの回復を続けている中で本来の調子ではないものの、わずか約1時間で相手を一蹴した。

 それでも、通算14度の優勝を誇る全仏オープン(French Open 2024)については出場できるとは限らないと慎重な姿勢を示しており、「自分は結果重視の人間ではない。何が起こるかについては現実主義者だ。きょうの相手は良いポテンシャルを持っていたけれど、あまりにも多くのミスを犯した」とコメントした。

「パリ(全仏オープン)に関する予測は変わっていないし、ここで変えるつもりはない。ローマ(イタリア国際<Internazionali BNL d'Italia 2024>)の後に決断する」

 ナダルは前週のバルセロナ・オープン(Barcelona Open Banc Sabadell 2024)で1月以来のツアー復帰を果たし、2回戦でアレックス・デミノー(Alex De Minaur、オーストラリア)に敗れた。来月のイタリア国際とローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)を前に本来の調子と体調を取り戻そうとしている中で、次戦は再びデミノーと激突する。(c)AFP