イスラエル軍、包囲作戦で5人殺害 ヨルダン川西岸
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【5月5日 AFP】イスラエル軍は4日、パレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)で、建物に立てこもった5人のパレスチナ人「テロリスト」 を12時間に及ぶ包囲作戦の末に殺害したと発表した。
イスラム組織ハマス(Hamas)の軍事部門、イザディン・アルカッサム(Ezzedine al-Qassam Brigades、カッサム旅団)は、戦闘員3人が死亡したと明らかにした。そのうちの1人は、西岸北西部トルカレム(Tulkarem)の部隊のトップだという。
AFPのカメラマンによると、トルカレム近郊の村に軍の大規模な部隊が配備された。部隊はブルドーザーで建物を壊し、がれきの中から少なくとも1人の遺体を運び出したという。
イスラエル軍と治安機関シンベト(Shin Bet、シャバク)は共同声明で、「トルカレム地区で12時間にわたる大規模な対テロ作戦に従事した」と発表した。
軍は、部隊が「テロリスト組織の無力化」のため村に入った後、銃撃を受け、携帯型ミサイルなどで「報復」したとしている。
西岸では、イスラエルとハマスの戦闘が10月7日に勃発して以来、暴力が急増している。AFPの集計によると、少なくとも496人のパレスチナ人がイスラエル軍や入植者によって殺害された。(c)AFP