【4月18日 AFP】サッカー元日本代表で、ドイツ・ブンデスリーガ1部のフランクフルト(Eintracht Frankfurt)に所属する長谷部誠(Makoto Hasebe、40)が17日、今季限りでの現役引退を表明した。

 長谷部はクラブの発表文の中で「この決断について慎重に考え、今が適切な時期だと思う。22年間プロサッカー選手として過ごし、キャリアに終止符を打つことを決めた」と述べた。今後は指導者としてクラブの裏方に回ることになる。

 Jリーグ1部(J1)の浦和レッドダイヤモンズ(Urawa Red Diamonds)から2007‐08シーズン途中にブンデス1部のVfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)に加入した長谷部は、その後ニュルンベルク(1. FC Nuremberg)、フランクフルトと渡り歩き、これまでにリーグ通算383試合に出場した。

 08‐09シーズンにはボルフスブルクでリーグ優勝を果たすと、フランクフルトではドイツカップ(German Cup)やヨーロッパリーグ(UEFA Europa League)のトロフィーを掲げた。

 2006年には代表デビューを飾り、通算114試合出場で2得点。2010年から代表を引退した18年まで主将を務め、2011年のアジアカップ(AFC Asian Cup)で優勝を飾った。

 長谷部はフランクフルトの選手としては史上最高齢、ブンデス1部でも5番目に年齢の高い選手として引退することになる。

 クラブのマルクス・クレシェ(Markus Kroesche)スポーティング・ディレクター(SD)は「マコトはアイントラハト・フランクフルトに素晴らしい功績を残した。長年培ってきた経験を若手選手たちに伝えるべく、彼がクラブにとどまることを大変うれしく思っている」と述べている。(c)AFP