【3月29日 AFP】日本政府は28日、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)への資金拠出を再開する方向で最終調整を行うと明らかにした。UNRWAはパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)へのほぼ全ての人道支援を調整している。

 日本のUNRWAへの拠出額は世界で6番目だったが、同機関の職員12人がイスラム組織ハマス(Hamas)の奇襲に関与したとのイスラエルの主張を受け、拠出を停止していた。

 上川陽子(Yoko Kamikawa)外相は28日、東京都内でUNRWAのフィリップ・ラザリニ(Philippe Lazzarini)事務局長と会談し、同機関がガバナンスや透明性を強化するために取った措置について協議した。

 外務省は報道発表で「日本の拠出再開のために必要な取り組みについて、最終的な調整を行っていくことで一致しました」としている。

 国内メディアは、4月前半にも資金拠出が再開される見通しだと報じている。(c)AFP