【4月27日 AFP】国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ(Thomas Bach)会長は26日、パレスチナ人アスリートについて、パリ五輪の出場権を獲得できなかった場合でもIOCが一部の選手を招待すると明言し、選手団の人数は6~8人になるとの予測を明らかにした。

 バッハ会長はスイス・ローザンヌ(Lausanne)のIOC本部でAFPの取材に応じ、7月26日に開幕するパリ五輪の予選は多くの競技で進行中であるとした上で、「しかし、われわれが確約しているのは、(パレスチナ人の)アスリートが誰も出場権を得られなかったとしても、パレスチナの国内オリンピック委員会(NOC)は、出場権を獲得したアスリートが一人もいない他のNOCと同様に、招待枠が与えられるということだ」と述べた。

 パレスチナ代表団の人数は、最終的に「6人から8人」になると予想されるという。

 バッハ会長はまた、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)で起きた「紛争の1日目」から、IOCが「あらゆる手段でアスリートたちを支援し、彼らが予選に参加したり、トレーニングを続けられるようにしたりしてきた」と述べた。(c)AFP