【3月29日 AFP】テニス、マイアミ・オープン(Miami Open 2024)は28日、女子シングルス準決勝が行われ、ダニエル・コリンズ(Danielle Collins、米国)は6-3、6-2で大会第14シードのエカテリーナ・アレクサンドロワ(Ekaterina Alexandrova)に快勝し、今季限りでの引退を前にWTA 1000で自身初の決勝進出を果たした。

 30歳のコリンズは、30日の決勝で第4シードのエレナ・ルバキナ(Elena Rybakina、カザフスタン)と対戦することが決まった。ルバキナは準決勝で、第27シードのビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka)を6-4、0-6、7-6(7-2)で退けた。

 今大会では4回戦で世界ランキング1位のイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)、準々決勝では第5シードのジェシカ・ペグラ(Jessica Pegula、米国)を撃破していたアレクサンドロワを相手に、コリンズはリラックスした様子で、完全に試合をコントロールしていた。

 フロリダ州タンパ(Tampa)近郊のセントピーターズバーグ(St. Petersburg)出身のコリンズは、「地元だから、より特別な気持ちが押し寄せている」と喜び、「ここでは何度か良い年を経験しているけれど、今回は間違いなく最も記憶に残る」と続けた。

 一方、24歳のルバキナは、ペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)に敗れて準優勝に終わった昨年大会に続いての決勝進出となった。今大会では世界トップ3がいずれも早期敗退となっており、大方の予想ではルバキナがコリンズに勝つとみられている。

 今季のルバキナは、ここまでブリスベン国際(Brisbane International 2024)とムバダラ・アブダビ・オープン(Mubadala Abu Dhabi Open 2024)で優勝、カタール・オープン(Qatar TotalEnergies Open 2024)でも準優勝を飾るなど、好調ぶりをみせている。(c)AFP/Simon EVANS