【12月7日 AFP】サッカー女子W杯オーストラリア・ニュージーランド大会(FIFA Women's World Cup 2023)の表彰式でスペイン代表の選手に無理やりキスをしたとして3年間の資格停止処分を受けたスペインサッカー連盟(RFEF)のルイス・ルビアレス(Luis Rubiales)前会長が、決勝で戦ったイングランドの選手に対しても不適切な行為をしていたと、イングランドサッカー協会(FA)のデビー・ヒューイット(Debbie Hewitt)会長が指摘していたことが分かった。

 ヒューイット氏は国際サッカー連盟(FIFA)が公表した処分に関する報告書の中で、ルビアレス氏が表彰式でイングランドのローラ・クームス(Laura Coombs)の顔を「包み込むようにしてなでた」ほか、ルーシー・ブロンズ(Lucy Bronze)の顔に「無理やりキスをしたように見えた」と証言した。

 一連の指摘に対してルビアレス氏は、ヒューイット氏が「露骨に」うそをついているか、「何も知らずに話している」と反論した。

 報告書では、FIFAが3年間の資格停止より厳しい処分を検討していたことも明らかになった。

 9月に会長を辞任したルビアレス氏は、キスは合意の上だったと一貫して主張しており、10月にFIFAから資格停止処分を科された際には不服申し立てをする意向を示している。(c)AFP