【10月29日 AFP】イタリアサッカー連盟(FIGC)は28日、サッカー界を揺るがす賭博スキャンダルで、ニコロ・ザニオーロ(Nicolo Zaniolo)に対する処分は行われていないと明かした。

 FIGCはAFPの取材に対し、現時点ではザニオーロが「サッカーの試合に賭けたという情報や容疑はない」と答えている。

 イングランド・プレミアリーグのアストン・ビラ(Aston Villa)に所属する伊代表MFのザニオーロは27日に、違法賭博プラットフォームに関連する刑事捜査の一環でトリノ検察当局から取り調べを受けた。

 ザニオーロの弁護団は、同選手がこれまでに違法サイトを利用したのはポーカーやブラックジャックのみだと主張している。しかしながらザニオーロはこの違反行為で罰金を科される可能性がある。

 イタリアではサッカー選手のサッカー賭博は禁止されており、特に自身が所属するチームに賭けた場合は、長期間の出場停止処分を科されることもある。

 FIGCは今月に入り、賭博に関する違反で、同国セリエAのユベントス(Juventus)に所属するMFニコロ・ファジョーリ(Nicolo Fagioli)に7か月、同国代表MFでプレミアのニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)に所属するサンドロ・トナーリ(Sandro Tonali)に10か月の出場停止処分を科している。(c)AFP