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スペイン代表として欧州選手権優勝を目指すマルコス・セナ

  • 2008年06月09日 14:06 発信地:ノイシュティフト/オーストリア
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欧州選手権2008初戦のロシア戦を10日に控え、インスブルック(Innsbruck)近郊のノイシュティフト(Neustif)で会見に臨むスペイン代表のマルコス・セナ。(2008年6月8日撮影)(c)AFP/JAVIER SORIANO

【6月9日 AFP】サッカーで最も成功している国は欧州選手権2008(Euro 2008)には出場しないが、一人のブラジル出身の選手が欧州の頂点に立つことを望んでいる。

 スペイン・リーガエスパニョーラ1部のビジャレアル(Villarreal CF)に所属するミッドフィールダー(MF)のマルコス・セナ(Marcos Senna)は、31年前にブラジルのリオデジャネイロ(Rio de Janeiro)で生まれ、その後スペイン国籍を取得し、ブラジル出身の選手として初めて欧州選手権の優勝トロフィー掲げることを目指している。同じブラジル出身でポルトガル代表のMFデコ(Deco)が欧州選手権2004(Euro 2004)に出場したが、準優勝に終わっている。

 カンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)のコリンチャンス(Corinthians)在籍時の2000年にクラブ世界選手権(FIFA Club World Championship)で優勝を経験しているセナ以外には、ポルトガル代表のデコやペペ(Pepe)をはじめ、ポーランド代表のロジェール・ゲレイロ(Roger Guerreiro)、ドイツ代表のケヴィン・クラニー(Kevin Kuranyi)がブラジル出身選手として同大会に臨んでいる。クロアチア代表のエドゥアルド・ダ・シルバ(Eduardo Da Silva)が怪我のため欠場しなければ、ブラジル出身の選手は6人となるはずだった。

 ブラジル代表のユニフォームに袖を通す機会があるか否かを考えなかったとするセナは「ブラジル出身の選手として初めて欧州選手権で優勝を経験する選手になりたい。ブラジルは国外に多くの選手を輸出しているが、何年かを一つの国で過ごすと、その国と一体になれると感じるようになる。ブラジル代表にこだわることはなかった。今ではスペインのためにプレーすることが好きだ。多くの若い選手が金銭面で魅力的なオファーに引かれブラジルを後にしている。彼らがブラジル代表になる機会を得るのは容易なことではない」と語っている。

 2002年にスペインへ渡ったセナは、2007-08シーズンにチームの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)出場権獲得に貢献した。またシーズン終盤のレアル・ベティス(Real Betis)戦では相手ゴールキーパーが前に出ているのを見逃さずに50メートルのロングシュートを決めて、セナ自身はそのゴールを「人生で一番美しいゴールだった」と振り返っている。

 イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)に所属するシャビ・アロンソ(Xabi Alonso)の代役として信頼されているセナは、10日にインスブルック(Innsbruck)で行われるロシアとのグループリーグ初戦に先発出場する可能性が高いと見られる。セナは「チーム内での競争が激しいので先発するか否かはわからない」と語っている。

 スペイン代表のルイス・アラゴネス(Luis Aragones)監督は、セナのプレーを評価しており、セナのスペイン国籍の取得を受けて06サッカーW杯ドイツ大会では同国の代表に選出した。セナは「アラゴネス監督は、『帰化するならば頼りにする』と伝えに来た。そのことが後押しとなり2005年に帰化した。ブラジルには素晴らしい選手が多くいるので、ブラジル代表としてプレーすることはより難しいことだと思う」と語っている。(c)AFP/Pablo San Roman

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