【5月10日 AFP】サッカーヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2023-24)は9日、準決勝第2戦が行われ、バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen、ドイツ)は2-2でASローマ(AS Roma、イタリア)と引き分け、2戦合計4-2で決勝に進出した。後半アディショナルタイム7分にヨシプ・スタニシッチ(Josip Stanisic)が同点ゴールを決め、無敗記録も49試合に伸ばした。

 2年連続で同じ顔合わせとなった両チームの準決勝は、レバークーゼンが敵地での第1戦に2-0と先勝していた中で、この日はローマがレアンドロ・パレデス(Leandro Paredes)の前後半のPKで2戦合計で追いついた。

 延長戦突入も見えたが、レバークーゼンはアレックス・グリマルド(Alex Grimaldo)の巻いたCKを相手GKが取れず、そのままボールがDFジャンルカ・マンチーニ(Gianluca Mancini)に当たってオウンゴールとなり2戦合計で勝ち越すと、迎えた後半アディショナルタイム7分にカウンターからスタニシッチがゴールし、ベンフィカ(Benfica、ポルトガル)が1965年につくった欧州の無敗記録も更新した。

 シーズン3冠の可能性も残すブンデスリーガ王者のレバークーゼンは、22日の決勝でアタランタ(Atalanta、イタリア)と対戦する。

 アタランタはオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille、フランス)を3-0で下し、2戦合計4-1で突破を決めた。アデモラ・ルックマン(Ademola Lookman)、マッテオ・ルジェーリ(Matteo Ruggeri)、エル・ビラル・トゥレ(El Bilal Toure)のゴールで快勝。クラブ史上初の欧州大会決勝に駒を進めた。(c)AFP