【5月10日 AFP】テニス、イタリア国際(Internazionali BNL d’Italia 2024)は9日、女子シングルス2回戦が行われ、3年ぶりの出場の大坂なおみ(Naomi Osaka)は6-3、6-2で大会第19シードのマルタ・コスチューク(Marta Kostyuk、ウクライナ)に快勝し、3回戦へ駒を進めた。

 第1子出産に伴うツアー離脱により現在世界ランキング173位に後退している大坂だが、コスチュークよりも格上と思わせるプレーを披露し、雨による中断もあった試合を1時間11分で制した。クレーコートでトップ20の選手を下すのは、これが初めてとなった。

 試合後のインタビューでは、「コート上で何があろうと、例えば娘は自分をずっと愛してくれるとか、コート外のことが変わることはないと思う」とし、「きょうは、それが示せたと思う。このメンタリティーを維持していきたい」と語った。

 大坂は次戦、第10シードのダリア・カサキナ(Daria Kasatkina)と顔を合わせる。両者は2018年のBNPパリバ・オープン(BNP Paribas Open 2018)決勝が過去唯一の対戦で、そのときは大坂が勝利している。

 2回戦から登場した主なシード選手では、第1シードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)が6-0、6-2でベルナルダ・ペラ(Bernarda Pera、米国)を一蹴。第3シードのココ・ガウフ(Coco Gauff、米国)も6-3、6-3でマグダレナ・フレッフ(Magdalena Frech、ポーランド)にストレート勝ちを収めた。(c)AFP