【5月9日 AFP】自転車ロードレース、ジロ・デ・イタリア(Giro d’Italia 2024)は8日、第5ステージ(ジェノバからルッカ、178キロメートル)が行われ、コフィディス(Cofidis)のバンジャマン・トマ(Benjamin Thomas、フランス)が区間制覇を飾った。

 UCIトラック世界選手権(Track Cycling World Championships)で5度の優勝を誇るトマは、残り約80キロで逃げに出た4選手の一角に入ると、僅差ながらトップでフィニッシュした。

 4人は1分半以上のリードを築くことはできなかったが、メイン集団内のスプリントを得意とする一団が追走を組織しない、あるいはそうする意欲がない中、力を合わせて懸命に進みむとそのわずかな差を勝利につなげた

 トマは「長い長い団体追い抜きのようだった」と振り返った。

 UTE(UAE TEAM EMIRATES)のタデイ・ポガチャル(Tadej Pogacar、スロベニア)は集団の中で安全にゴールを迎え、総合首位の座を保持している。(c)AFP