【5月9日 AFP】男子ゴルフのロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)は8日、米国ツアー(US PGA Tour)の方針委員会に復帰しないと明かした。

 今週のウェルズ・ファーゴ選手権(Wells Fargo Championship 2024)開幕を前にマキロイは、昨年委員会を辞任した自身の復帰ついて、他の委員が一部懸念を抱いていると述べ、ウェブ・シンプソン(Webb Simpson、米国)が委員会にとどまると明かした。

「たくさんの話があった。なぜ自分がとどまらなかったかを、断片的に思い出した。かなり複雑で厄介なことになったし、その経緯を考えると依然起きたことによる古傷やかさぶたが開いてしまう」としたマキロイは、「委員会には、おそらく何かの理由で私の復帰に不快感を持つ人が一部にいたんだろう」と続けた。

「最善の行動は、ウェブがただ留任して任期を全うするのを見届けることだ」

 委員会にはタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)やアダム・スコット(Adam Scott、オーストラリア)、ジョーダン・スピース(Jordan Spieth、米国)、パトリック・キャントレー(Patrick Cantlay、米国)、ピーター・マルナティ(Peter Malnati、米国)ら現役選手が名を連ねている。キャントレーとスピースは、マキロイとゴルフ界の将来の方向性をめぐって論争を起こしたこともある。

 シンプソンは家族とより多くの時間を過ごすために委員会を辞任すると発言したことでマキロイの復帰が期待されていた。しかし、マキロイによればシンプソンは2025年までの任期を全うすることになる。(c)AFP