【5月9日 AFP】米国のジョー・バイデン(Joe Biden)大統領は8日、イスラエルに対し、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)最南部ラファ(Rafah)に侵攻した場合、武器や砲弾の供給を停止すると公に警告した。また、イスラエルが米国製の爆弾を使って民間人を殺害していることを厳しく非難した。

 バイデン氏は米CNNのインタビューで、イスラエルがラファに侵攻した場合、同国がガザ侵攻で使用してきた武器を供給しないと明言した。

 米国は7日、ラファ侵攻計画をめぐる懸念から、イスラエルへの爆弾の輸出を一時停止したことを明らかにした。エジプト国境に近いラファには、家を追われたパレスチナ人100万人以上が避難している。

 バイデン氏は「彼ら(イスラエル)が人口密集地に侵攻してこうした(米国製の)爆弾などを使用した結果、ガザで民間人が殺害されている」と指摘した。(c)AFP