【5月7日 AFP】自転車ロードレース、ジロ・デ・イタリア(Giro d’Italia 2024)は6日、第3ステージ(ノバーラからフォッサーノ、166キロメートル)が行われ、スダール・クイックステップ(Soudal Quick-Step)のティム・メルリエ(Tim Merlier、ベルギー)が区間優勝を飾った。
 
 総合首位に立つUTE(UAE TEAM EMIRATES)のタデイ・ポガチャル(Tadej Pogacar、スロベニア)が、残り2キロメートルで2日連続のステージ制覇を狙って果敢に仕掛けたものの、メルリエは集団スプリントの末にリドル・トレック(Lidl Trek)のヨナタン・ミラン(Jonathan Milan、イタリア)を抑え込んでトップでフィニッシュした。これでメルリエは、2021年大会に続いてジロ2勝目を挙げている。

 ジロ初挑戦のポガチャルは4日の第1ステージで惜しくも優勝を逃した後、5日の第2ステージを圧勝しており、総合制覇の最有力候補として注目を集めていた。

 ポガチャルは総合争いのライバルであるイネオス・グレナディアーズ(Ineos Grenadiers)のゲラント・トーマス(Geraint Thomas、英国)とともに抜け出して勝利を争うかに思われたが、フィニッシュ手前で集団に吸収された。

 それでもポガチャルは総合首位の座を守り、トーマスは46秒差の2位につけている。(c)AFP