【5月7日 AFP】サッカーイングランド・プレミアリーグのウェストハム(West Ham)は6日、デビッド・モイーズ(David Moyes)監督が今季限りでの契約終了とともに「双方合意の上」で退任すると発表した。

 2期目を迎えていたモイーズ監督の退団発表を前に、ハマーズ(Hammers、ウェストハムの愛称)は前日、地元ライバルのチェルシー(Chelsea)に0-5の大敗を喫していた。

 報道では、ウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)やスペイン1部リーグのレアル・マドリード(Real Madrid)、同国代表チームを率いた経歴を持つフレン・ロペテギ(Julen Lopetegui)氏が、後任として合意したのではないかとも伝えられている。

 ウェストハムは現在リーグ9位で、4位とは勝ち点18の大差をつけられている。しかしながら、モイーズ監督は昨季クラブをヨーロッパカンファレンスリーグ(UEFA Europa Conference League 2022-23)制覇に導き、1980年にイングランドFAカップ(FA Cup)を制して以来のタイトルをクラブにもたらした。

 モイーズ監督は「ウェストハムで4年半の素晴らしい日々を過ごし、2019年に(指揮官として)復帰したときよりも強い立場にある。2度目に加入したとき、クラブは降格圏寸前だった。そして、3シーズン連続で欧州大会出場達成は素晴らしい旅路だった」と述べ、「この4年半にわたる選手たちのサポート、彼らが達成したあらゆる成功に感謝したい」と続けた。(c)AFP