【5月7日 AFP】WBO世界バンタム級タイトルマッチは6日、東京ドーム(Tokyo Dome)で行われ、挑戦者の武居由樹(Yoshiki Takei)は王者ジェイソン・マロニー(Jason Moloney、オーストラリア)を判定で破り、新王者となった。

 序盤から強く出た武居だったが、2度目の防衛線となった王者も試合が進むにつれて巻き返しを見せた。それでも、元キックボクサーで、これまでのボクシングマッチでは8戦すべてでKO勝ちだった武居は、大観衆の前でベルトを奪取した。

 武居は「12ラウンド結構きつくて。本当はKOで勝ちたかったんですけど、マロニー選手は本当に強くて、試合前から強いと分かっていたから、必死に練習できたし、マロニー選手のおかげで強くなれました」と振り返った。

 この一戦の前には、世界4団体スーパーバンタム級王者・井上尚弥(Naoya Inoue)の弟・拓真(Takuma Inoue)が石田匠(Sho Ishida)を判定で退け、WBA世界バンタム級王座を防衛している。(c)AFP