【5月6日 AFP】自転車ロードレース、ジロ・デ・イタリア(Giro d’Italia 2024)は5日、第2ステージ(サンフランチェスコアルカンポからサンチュアリオディオロパ、161キロメートル)が行われ、UTE(UAE TEAM EMIRATES)のタデイ・ポガチャル(Tadej Pogacar、スロベニア)が自身初となる大会ステージ優勝を飾り、総合首位に浮上した。

 1998年のマルコ・パンターニ(Marco Pantani)以来となるジロとツール・ド・フランス(Tour de France)の2冠を狙うポガチャルは、終盤の登り残り4キロほどのところでアタックを仕掛け、自信たっぷりの様子で後続を引き離すと、そのまま逃げ切った。

 これでポガチャルはグランツール(三大ツール)のすべてでステージ優勝を果たしたことになり、今大会でも勝てる選手であることをはっきりと示した。

 今季レースを戦った12日で8勝を挙げているポガチャルは、2位に入ったボーラ・ハンスグローエ(Bora Hansgrohe)のダニエル・マルティネス(Daniel Martinez、コロンビア)、3位に入ったイネオス・グレナディアーズ(Ineos Grenadiers)のゲラント・トーマス(Geraint Thomas、英国)に27秒差をつけるなど好調ぶりを見せつけており、イネオスのジョナタン・ナルバエス(Jhonatan Narvaez、エクアドル)から総合トップのマリアローザ(ピンクジャージー)を奪った。(c)AFP