【5月6日 AFP】テニス、四大大会(グランドスラム)今季初戦の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2024)男子シングルスを制したヤニック・シナー(Jannik Sinner、イタリア)が5日、全仏オープン(French Open 2024)について、完調に戻った場合に限り出場すると話した。

 世界ランキング2位のシナーは、前週のマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2024)を右股関節のけがにより途中棄権すると、ホーム大会である今週のイタリア国際(Internazionali BNL d’Italia 2024)も、回復が間に合わないため欠場すると4日に発表した。

 ローマで記者会見に臨んだシナーは、「ローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)に出場するのは、100パーセントフィットしているときだけだ」と話し、「(けがについて)詳しく語るのは避ける。当初はそれほど深刻ではないと思っていたが、検査の結果、よくないということが分かった」と明かした。

「一つ確かなのは、100パーセント回復しなければ離脱が続くということだ。キャリアの3年をふいにしたくはないからね」

「(欠場は)つらいが、体を完全に回復させるのが最も重要なことだ」

 今季28勝2敗の成績を残しているシナーは、離脱期間は「1週間か、1週間と半分」になると言及。「あまり時間はないし、パリへ向けて理想的な準備ができるわけではないが、プレーできる状態になるために全力を尽くすのは間違いない」と続けた。(c)AFP