【5月6日 AFP】23-24ドイツ・ブンデスリーガ1部は5日、第32節の試合が行われ、王者バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)は5-1でフランクフルト(Eintracht Frankfurt)に大勝し、シーズン無敗を48試合に伸ばした。

 イエローカードの累積により、シャビ・アロンソ(Xabi Alonso)監督がスタンドから試合を見守ったレバークーゼンだが、この日も見事なプレーでグラニト・ジャカ(Granit Xhaka)、パトリック・シック(Patrik Schick)、ジェレミー・フリンポン(Jeremie Frimpong)がゴールを奪取。さらにエセキエル・パラシオス(Exequiel Palacios)とビクター・ボニフェイス(Victor Boniface)がPKを決めた。

 ジャカはライブストリーミングサービス「DAZN(ダゾーン)」に対して「僕らは試合を支配していた」と誇り、「無敗を続けたかったし、その目的をまた達成できた。特別な偉業へ本当に近づいている」とコメントした。

 9日にASローマ(AS Roma)とのヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2023-24)は準決勝第2戦が待っているため、21歳になったばかりのチームの柱フロリアン・ビルツ(Florian Wirtz)はベンチにも入らなかったが、攻撃力に影響はまったくなかった。

 公式戦48試合無敗のレバークーゼンは、リーグ戦残り2試合で黒星を避ければ、ブンデスリーガ史上初となるシーズン無敗を達成する。アロンソ監督は試合後、「それがわれわれにとっての挑戦だ」と話し、「大きな挑戦だ。残りわずか2試合で達成できれば、ほぼ完璧になる。われわれはそれを目指していく」と意気込んだ。

 ヨーロッパリーグでは2-0で第1戦に先勝。ドイツカップ(German Cup 2023-24)でも決勝に進出しており、チームは驚異の3冠の可能性を残している。

 他会場ではウニオン・ベルリン(1. FC Union Berlin)が3-4でVfLボーフム(VfL Bochum)に敗れ、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)出場からわずか数か月で降格する可能性が生じている。

 同日、プレーオフにまわる16位マインツ05(Mainz 05)が1-1でハイデンハイム(1. FC Heidenheim)と引き分けて勝ち点1を積み上げたため、15位ウニオンとの勝ち点差は残り2試合でわずかに1ポイントとなっている。(c)AFP