【5月6日 AFP】24F1第6戦マイアミGP(Miami Grand Prix 2024)は5日、決勝が行われ、マクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)がレッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)を抑えて初優勝を飾った。

 これがGP通算110戦目のノリスは、フェルスタッペンに7秒以上の差をつけて勝利。フェラーリ(Ferrari)のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)が3位に入った。年間順位ではフェルスタッペンがトップを維持している。

 レースは途中まで、ポールスタートでここまで5戦4勝のフェルスタッペンがいつも通りトップを走行していたが、24周目にフェルスタッペンがピットインしたタイミングでマクラーレンのオスカー・ピアストリ(Oscar Piastri)が先頭に立ち、ピアストリもその4周後にピットインしたところでノリスがトップに立つと、その後は一度も先頭を譲らなかった。

 ノリスにとっては、ハース(Haas F1 Team)のケビン・マグヌッセン(Kevin Magnussen)とウィリアムズ(Williams)のローガン・サージェント(Logan Sargeant)が接触し、セーフティーカーが導入されていた30周目にピットインできたことが大きく、これで貴重な時間を稼ぐことができた。

 セーフティーカーの恩恵を最大限に受けたノリスは、フェルスタッペンがなかなか追い上げられない中で、初勝利を獲得。待望の優勝をついに決めた後は、チームのメカニックに胴上げされた。

 ノリスは「金曜日の時点で、僕らに速さがあるのは分かっていた。きょうはなんとかうまくまとめることができた。完璧な戦略を取り、それがすべて報われた」と喜ぶと「これまでたくさんの人が、僕の力に疑いを持ってきたと思う。この5年間、短いキャリアで多くのミスを犯してきた。だけどきょうはみんなでやり遂げることができた。だからすべてチームのためだ」と話した。

 フェラーリのカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)が4位、レッドブルのセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)が5位に入り、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が6位。RBの角田裕毅(Yuki Tsunoda)が7位に入った。

 以下、メルセデスのジョージ・ラッセル(George Russell)、アストンマーティン(Aston Martin F1)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)、アルピーヌ(Alpine F1)のエステバン・オコン(Esteban Ocon)と続いた。(c)AFP/Simon EVANS