【4月30日 AFP】23-24NBAは29日、各地でプレーオフ1回戦(7回戦制)が行われ、昨季王者のデンバー・ナゲッツ(Denver Nuggets)は108-106でロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)を下し、4勝1敗でウエスタンカンファレンス準決勝進出を決めた。

 同点で迎えた残り4秒でジャマール・マレー(Jamal Murray)が決勝のジャンプショットを決めた。2回戦ではミネソタ・ティンバーウルブズ(Minnesota Timberwolves)と対戦する。

 ナゲッツでは、第2戦でもブザービーターでチームを勝利に導いていたマレーが32得点、ニコラ・ヨキッチ(Nikola Jokic)が25得点、20リバウンド、9アシストを記録した。

 一方、シリーズ0勝3敗からの逆転を目指したレイカーズは惜しくも敗れ、プレーオフ敗退が決定した。

 リーグを代表するスターのレブロン・ジェームズ(LeBron James)は30得点、11アシスト、9リバウンドでチームをけん引したが、NBA21年目のシーズンは幕を閉じた。試合後に今後について聞かれると、家族と時間を過ごしてから夏のパリ五輪に向けた準備を始めたいとコメントし、これがレイカーズで最後の試合になった可能性はあるかとの質問に対しては「答えるつもりはない」と返した。

 ウエスタンカンファレンス第1シードのオクラホマシティ・サンダー(Oklahoma City Thunder)は97-89でニューオーリンズ・ペリカンズ(New Orleans Pelicans)に勝利し、4勝0敗のスイープで2回戦に進出した。

 残り8分強まではペリカンズが5点リードする展開だったが、そこから18-2のランをつくり、リードするチームが19回入れ替わるシーソーゲームを制した。サンダーのシリーズ勝利は2016年以来。カンファレンス準決勝ではロサンゼルス・クリッパーズ(Los Angeles Clippers)かダラス・マーベリックス(Dallas Mavericks)と顔を合わせる。

 イースタンカンファレンス第1シードのボストン・セルティックス(Boston Celtics)はマイアミ・ヒート(Miami Heat)に102-88で圧勝し、3勝1敗で突破に王手をかけた。53-36で前半を折り返すと、第3クオーターにはリードを最大28点まで広げ、第4クオーターのヒートの反撃を退けた。デリック・ホワイト(Derrick White)がチーム最多の38得点を決めた。(c)AFP