【4月30日 AFP】総合格闘技団体「UFC」の元ヘビー級王者で、現在はプロボクサーとして活動しているフランシス・ガヌー(Francis Ngannou、カメルーン)は29日、1歳3か月の息子コービーちゃんが亡くなったと明かした。

 自身のX(旧ツイッター)で「あまりにも早すぎるが行ってしまった。コービーは私の息子であり、友だちであり、パートナーだった。生命力と喜びに満ちあふれていた。今は命を落とし、横たわっている。名前を何度叫んでも返事はない。私は息子の隣りにいるときが最高の自分だった。今は自分が何者なのか分からない。人生は不公平で、一番痛いところを傷つけてくる」とつづった。

 格闘技界からは哀悼のメッセージが寄せられ、UFCファイターのコナー・マクレガー(Conor McGregor、アイルランド)はXで「訃報を聞き、心からお悔やみを申し上げるとともに、君と君の家族に祈りをささげる」と記した。

 ガヌーは昨年10月にボクシングでプロデビューを果たし、世界王者タイソン・フューリー(Tyson Fury、英国)に物議を醸す判定の末に敗れると、総合格闘技(MMA)からの転向2戦目となった3月のアンソニー・ジョシュア(Anthony Joshua、英国)戦ではKO負けを喫した。(c)AFP