【4月29日 AFP】23-24イタリア・セリエAは28日、第34節の試合が行われ、前節に優勝を決めたインテル(Inter Milan)は2-0でトリノ(Torino FC)に勝利し、地元ミラノ(Milan)市内で盛大な優勝パレードを行った。

 前節ACミラン(AC Milan)とのダービーを制し、5試合を残して20回目のリーグ優勝を決めたインテルは、今節もハカン・チャルハノール(Hakan Calhanoglu)の2ゴールで10人のトリノに快勝した。

 試合後にはオープントップのバスに乗って大聖堂のある市内の名所ドゥオモ広場(Piazza Duomo)へ移動。前節に優勝の瞬間を生で見届けられなかった大勢のサポーターたちが通りに列をなしてチームを見届け、広場でも発煙筒や花火で選手たちをたたえた。

 3年前にミランから移籍してきたチャルハノールは、古巣のファンからは忌み嫌われる存在になっているが、今季は彼らに見せつけるかのように公式戦15ゴールを奪い、優勝の立役者になった。試合後には「きょうは素晴らしい日だし、あちら(ACミラン)の話はあまりしたくない。きょうは楽しみたいんだ」と話した。

 ASローマ(AS Roma)は2-2でナポリ(SSC Napoli)と引き分け、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2024-25)出場へ大きな意味を持つ可能性のある勝ち点1を獲得した。

 昨シーズン末に膝の靱帯(じんたい)を痛め、今季をほぼすべて棒に振ったタミー・アブラハム(Tammy Abraham)が88分に1年ぶりの得点となる同点ゴールを奪取。同日引き分けた4位ボローニャ(Bologna FC)と勝ち点4差、1試合消化の少ない6位アタランタ(Atalanta)と同2差の5位を守った。(c)AFP/Terry DALEY