【4月27日 AFP】サッカーイングランド・プレミアリーグのリチャード・マスターズ(Richard Masters)最高経営責任者(CEO)は26日、マンチェスター・シティ(Manchester City)の財務規定違反について、「近い将来」決着されるだろうと言及した。

 リーグ4連覇を目指しているシティは、2023年2月に115件におよぶ財務規定違反を指摘された。2018年からリーグ側の調査対象となり、一連の違反が2009-10シーズンから2017-18シーズンまでの9シーズンにわたって行われていた疑いが持たれている。

 シティが今季も優勝すれば、疑惑発覚後では2度目のタイトル獲得となる。

 マスターズCEOはこの問題が未解決のままでは欧州サッカーの信頼性を損ねるのではと聞かれると、「これはサッカーの統括団体がどのクラブに優勝してほしいのか、えり好みするようになるということではない」「重要なのは最後の日まで、どうなるか分からないということだ。5月19日に誰が優勝しているかは誰にも分からない」と答えた。

 マスターズCEOはまた、「この件についてはコメントできない。(審理の)日にちは設定されており、この件に関しては近い将来決着するだろう。それ以上のコメントは差し控える」とも補足。独立委員会は今年中にこの問題の審理を行う予定だが、今季終了後になるとみられる。

 今季のプレミアリーグはシティに関する裁定が待たれている中、エバートン(Everton)とノッティンガム・フォレスト(Nottingham Forest)も、収益性と持続可能性に関する規則(PSR)に違反したとして、勝ち点の剝奪処分を科されている。(c)AFP