【4月25日 AFP】サッカーオーストリア代表のラルフ・ラングニック(Ralf Rangnick)氏が、ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)での来季指揮官就任に向けて、交渉していると明かした。

 イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)で指揮官を務めた経験を持つラングニック氏は、24日に公開されたオーストリアメディアのインタビューで、バイエルンからの「接触があった」と述べたものの、オファーを受けるかどうかについては言及しなかった。

「オーストリアサッカー協会(OFB)にもそのことを伝えた。われわれには強い信頼関係がある」

 バイエルンは今年2月、今季限りでトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督が退任すると発表しており、その後任を模索している。

 ドイツメディアによると、バイエルンはバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)のシャビ・アロンソ(Xabi Alonso)監督や、元指揮官で現独代表のユリアン・ナーゲルスマン(Julian Nagelsmann)監督との契約を試みたが、双方から現職にとどまると伝えられて拒否されたという。

 ラングニック氏は今夏ドイツで開催される欧州選手権(UEFA Euro 2024)でオーストリア代表を率いることに「集中している」と述べ、「現時点では(バイエルンからの関心に)集中して、具体的に対処する理由はない」と続けた。(c)AFP