【4月23日 AFP】サッカーイタリア・セリエAのウディネーゼ(Udinese)は22日、ガブリエーレ・チョッフィ(Gabriele Cioffi)監督を解任し、後任にファビオ・カンナヴァーロ(Fabio Cannavaro)氏(50)が就任すると発表した。契約期間は今シーズン終了まで。

 ウディネーゼは20日にエラス・ベローナ(Hellas Verona)との下位対決に敗れ、降格圏のフロジノーネ・カルチョ(Frosinone Calcio)と勝ち点で並んでいる。

 カンナヴァーロ氏の初陣は25日のASローマ(AS Roma)戦となる。この試合はもともと先週に開催されたが、1-1同点の場面でローマのDFエバン・エンディカ(Evan Ndicka)が突然ピッチに倒れて中止となっていたため、今回は残りの18分が行われる。

 カンナヴァーロ氏は現役時代にイタリア代表として2006年のW杯ドイツ大会(2006 World Cup)を制し、世界最優秀選手賞「バロンドール(Ballon d'Or)」の受賞経験もあるが、監督としてのキャリアは微妙なものとなっている。

 これまで中東や中国で活動し、2019年には中国スーパーリーグ(1部)で優勝したが、昨季はセリエB(2部)・ベネベント(Benevento Calcio)の監督を短期間で解任された。

 ウディネーゼは厳しいシーズン終盤戦を控えており、ローマ戦の後はボローニャ(Bologna FC)、ナポリ(SSC Napoli)、好調レッチェ(US Lecce)との対戦を経て、最後は残留を争うエンポリ(Empoli)、フロジノーネとの6ポイントゲームが続く。(c)AFP