【4月20日 AFP】南太平洋の島国ソロモン諸島の総選挙で20日、親中派のマナセ・ソガバレ(Manasseh Sogavare)首相が議席を維持することが確実になった。地元メディアが報じた。

 公共放送によると、ソガバレ氏は4人の対立候補を退け、20年以上守ってきた議席を維持する見通し。

 ソガバレ氏は、南太平洋諸国でも有数の親中派で知られ、首相として続投する場合、中国との関係をさらに深化させると宣言してきた。ソガバレ氏陣営はこの後、首都ホニアラで、連立政権樹立に向けて他の議員らと非公開で協議を行うとみられている。

 17日に実施された総選挙は、ソロモン諸島にとって近年で最も重要な選挙と言われ、同国における中国の位置付けを問う国民投票とも見なされていた。(c)AFP