【4月19日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)で通算7度の年間王者に輝くルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)は18日、来季のフェラーリ(Ferrari)移籍について「正当化する」必要はないと話し、この件をめぐる周囲の騒音を一蹴した。

 39歳のベテランドライバーであるハミルトンは2月、2024年シーズン終了後に12シーズンを過ごしたメルセデスAMG(Mercedes AMG)を離れると表明してF1界に衝撃を与えた。

 今週末に行われる第5戦中国GP(Chinese Grand Prix 2024)に向けたこの日の記者会見では、圧倒的な強さを誇るレッドブル(Red Bull)に今季のフェラーリが安定して接近する好スタートを切ったことは、移籍の決断が正しかったことを意味するかとの質問が出た。
 
 すると、ハミルトンは「自分の決断を正当化する必要はないと感じている」と答え、「自分にとって何が正しいか分かっているし、それは決断した瞬間から変わっていない」「一瞬たりともそのことを疑問に感じたことはない。それに、他人のコメントに振り回されたりしない」と話した。

 また、2012年にマクラーレン(McLaren)からメルセデスへ移籍して批判を浴びた当時を振り返り、「今でもくだらないことを言う人々がいるし、それは今年いっぱい続くだろう」と話しつつ、「前回のようにやっていくしかない」「自分にとって何が正しいかは自分だけが知っている。それは自分にとってエキサイティングなものになるだろう」と続けた。(c)AFP