【4月19日 AFP】サッカーヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2023-24)は18日、準々決勝第2戦が行われ、リバプール(Liverpool FC、イングランド)は1-0でアタランタ(Atalanta、イタリア)に勝利したものの、2戦合計1-3で敗退が決まった。

 リバプールは、アイルランド・ダブリンで行われる今大会の決勝で、シーズン後に退任するユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督へ記憶に残る別れを告げだいと願っていた。しかし、本拠地アンフィールド(Anfield)での初戦で0-3の完敗を喫していたリバプールは、7分にモハメド・サラー(Mohamed Salah)のPKで先制したものの、その後はアタランタの堅い守備を崩すことはできなかった。

 過去にはACミラン(AC Milan、イタリア)やFCバルセロナ(FC Barcelona、スペイン)を相手にサッカー史に残る逆転劇を遂げてきたクラブだったが、今回は奇跡は起きなかった。

 勝利したアタランタは、準決勝でオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille、フランス)と対戦する。

 一方、週末にドイツ・ブンデスリーガ1部初制覇を遂げたばかりのバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)は、1-1でウェストハム(West Ham、イングランド)と引き分け、2戦合計3-1で勝ち上がりを決めた。

 2-0で初戦を制していたレバークーゼンに対し、ウェストハムはマイケル・アントニオ(Michail Antonio)が13分に先制点を挙げる完ぺきなスタートを切った。しかし、ウェストハムがその後息切れすると、レバークーゼンは89分にジェレミー・フリンポン(Jeremie Frimpong)が相手に当たって入るゴールを決め、試合を引き分けに持ち込んだ。

 これで今季無公式戦の無敗記録を44に伸ばしたレバークーゼンは3冠達成に前進。2季連続の大会4強入りを果たして、準決勝ではASローマ(AS Roma、イタリア)との対戦が決まった。

 ローマはミランを2-1で下し、2戦合計3-1で突破を決めた。12分にジャンルカ・マンチーニ(Gianluca Mancini)が先制点を挙げると、22分にはパウロ・ディバラ(Paulo Dybala)のゴールでリードを広げたローマは、31分にゼキ・チェリク(Zeki Celik)が退場処分を受けたものの、ミランの反撃を終盤のマッテオ・ガッビア(Matteo Gabbia)の1点に抑えた。

 マルセイユは、1-0でベンフィカ(Benfica、ポルトガル)に勝利。2戦合計2-2として持ち込んだPK戦を4-2で制し、準決勝進出を決めた。(c)AFP