【4月17日 AFP】フランスは16日、第2次世界大戦(World War II)中のノルマンディー(Normandy)上陸作戦開始日「Dデー(D-Day)」から80年を記念して行う6月の式典に、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領を招かない考えを示した。ただし、ロシアは招待するとしている。

 2022年2月にプーチン氏がウクライナ侵攻を開始して以降、ロシアと西側諸国との関係は極めて悪化。23年には国際刑事裁判所(ICC)が、ウクライナの子どもの違法連行に絡む戦争犯罪の疑いでプーチン氏に逮捕状を出した。

「解放ミッション(Liberation Mission)」の組織委員会は、「状況を考慮し、プーチン大統領は記念式典に招待しない」「しかし、旧ソ連の人々の関与と犠牲、1945年の勝利への貢献をたたえるため、ロシアは招待する」と表明した。その他の詳細は明らかにしていない。

 在仏ロシア大使館は、現段階ではコメントは差し控えるとしている。ロシア大統領府(クレムリン、Kremlin)は、今のところ反応を示していない。

 式典には、ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領をはじめ、各国首脳が出席するとみられている。(c)AFP