【4月16日 AFP】ラグビーリーグワン1部のトヨタヴェルブリッツ(Toyota Verblitz)は16日、来季からオールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)前ヘッドコーチ(HC)のイアン・フォスター(Ian Foster)氏が加入すると発表した。

 フォスター氏は、決勝で南アフリカに敗れた昨年のW杯フランス大会(Rugby World Cup 2023)でニュージーランドを率い、その後は無所属だった。

 トヨタでは、自身と同じ元オールブラックスHCで、チームのディレクター・オブ・ラグビーを務めるスティーブ・ハンセン(Steve Hansen)氏と再コンビを組むことになる。フォスター氏は、2011〜19年にハンセン氏の下でオールブラックスのアシスタントコーチを務めた経緯がある。

 フォスター氏は、今季13試合を終えて12チーム中6位につけるチームに「違いを生み出す決意」があるとした上で、「タイトル獲得の目標を達成するため、共に歩んでいけると確信しています。そしてもちろん、再びスティーブとつながりを持ち、彼と一緒に仕事をすることを楽しみにしています」とコメントした。

 トヨタはフォスター氏の具体的な役職については明かしていない。

 ハンセン氏もチームを通じてコメントを出し、フォスター氏について「個人的に深いつながりがあり、深く信頼しています。優れたコーチであるだけでなく、素晴らしい友人でもありますので、合流を心待ちにしています。すでに来年のプランについて活発な議論を行っており、興奮が高まっています」と述べた。

 トヨタには現在、昨年のW杯決勝でもプレーしたオールブラックスのSOボーデン・バレット(Beauden Barrett)とSHアーロン・スミス(Aaron Smith)も所属している。バレットは今季終了後にニュージーランドに戻る予定となっている。(c)AFP