【4月16日 AFP】23-24イングランド・プレミアリーグは15日、第33節の試合が行われ、チェルシー(Chelsea)はコール・パーマー(Cole Palmer)の4ゴールの活躍などでエバートン(Everton)に6-0で大勝した。

 チェルシーはパーマーが開始30分までにハットトリックを達成して勝負を決めると、前半終了間際にはニコラス・ジャクソン(Nicolas Jackson)が追加点。後半にはパーマーがPKから自身4点目を決め、最後はアカデミー出身のアルフィー・ギルクリスト(Alfie Gilchrist)が投入直後の90分に6点目を入れた。

 PKの場面では、ジャクソンとノニ・マドゥエケ(Noni Madueke)がキッカー役をパーマーから取ろうとし、主将のコナー・ギャラガー(Conor Gallagher)に引き離される一幕もあった。

 結局はパーマーがこのキックを決め、今季PK9本すべて成功としたが、チームを率いるマウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督は問題の場面について「こういった振る舞いはあってはならない。彼らには私がこうした行為を容認するのは今回が最後だと伝えた」とコメントした。

 パーマーはこれで今季リーグ戦最多20ゴールでマンチェスター・シティ(Manchester City)のアーリング・ブラウト・ハーランド(Erling Braut Haaland)と並び、不本意なシーズンを送っているチームの中で輝きを放っている。

 復調傾向のチームはこれでリーグ8戦無敗としたが、順位は9位のまま動かなかった。それでも、1試合消化が少ない中で6位ニューカッスル・ユナイテッド(Newcastle United)との差を3ポイントとし、20日に行われるシティとのFAカップ(FA Cup 2023-24)準決勝へ弾みをつけた。

 一方のエバートンは、降格圏からわずか2ポイント差に沈んでおり、70年連続の1部残留も危うい状況になっている。次節はホームで残留を争うノッティンガム・フォレスト(Nottingham Forest)との6ポイントゲームに臨む。(c)AFP