【3月3日 AFP】東京マラソン(Tokyo Marathon 2024)が3日に行われ、男子の部ではエリウド・キプチョゲ(Eliud Kipchoge、ケニア)が2時間6分50秒の10位に終わり、3大会連続の金メダルが懸かる今夏のパリ五輪を前に壁にぶつかった。

 39歳のキプチョゲは、15キロ付近までは先日ケニアで交通事故死したケルビン・キプタム(Kelvin Kiptum)選手の世界記録を上回るペースで走っていたが、20キロ付近で大幅に失速。その後も苦しみ、35キロの通過ではトップ10からも漏れた。

 レース後に行われた日本テレビのインタビューでは「これが現実。毎日がクリスマスではない」とコメントし、「レース中盤に異変が起こった」と明かしたが、詳しい言及は避けた。

 優勝は大会新記録の2時間2分16秒をマークしたベンソン・キプルト(Benson Kipruto、ケニア)。ティモシー・キプラガト(Timothy Kiplagat、ケニア)が2時間2分55秒で2位、ビンセント・キプケモイ・ゲティッチ(Vincent Kipkemoi Ngetich、ケニア)が2時間4分18秒で3位に入った。

 女子の部はストゥメアセファ・ケベデ(Sutume Asefa Kebede、エチオピア)が2時間15分55秒で優勝。前年覇者のローズマリー・ワンジル(Rosemary Wanjiru、ケニア)が2時間16分14秒で2位、世界陸上ブダペスト大会(World Athletics Championships Budapest 2023)金メダリストのアマネ・ベリソ・シャンクル(Amane Beriso Shankule、エチオピア)が2時間16分58秒で3位に続いた。

 シファン・ハッサン(Sifan Hassan、オランダ)は2時間18分5秒で4位だった。(c)AFP