【3月1日 AFP】サッカーフランス代表のMFポール・ポグバ(Paul Pogba、30)が、昨年8月にテストステロンに陽性反応を示したドーピング違反で4年間の資格停止処分を科されたと、所属クラブであるイタリア・セリエAのユベントス(Juventus)が29日、発表した。

 昨年9月から暫定資格停止処分を受けていたポグバは自身のインスタグラムで、イタリア反ドーピング機関(NADO)の決定は「間違い」であり、これまで運動能力向上薬を使用したことはないと否定した上で、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴する意向を表明した。

 今回の処分よって、ポグバは34歳になる2027-28シーズンまでプレーできずキャリアの早期終了につながる可能性があり、「これまでのプロキャリアで積み上げてきたもの全てが取り上げられてしまったことは悲しく、ショックで、胸が張り裂けている」と投稿。

「法的な制約から解放されれば、話しの全容が明らかになるだろう。だが、自分はこれまで一度も、反ドーピング規則に違反するいかなるサプリメントも故意に摂取したことはない」とし、「きょう発表された決定を受け、スポーツ仲裁裁判所に提訴する」と明らかにした。

 2018年のW杯ロシア大会(2018 World Cup)で母国の優勝に貢献したポグバは、昨年8月20日に行われたウディネーゼ(Udinese)とのシーズン開幕戦後の検査で違反が見つかった。代理人は、問題のテストステロンについて、米国で医師に処方された食品サプリメントによるものだと主張していた。(c)AFP