【10月12日 AFP】イタリアサッカー連盟(FIGC)は11日、セリエAのユベントス(Juventus)に所属するMFニコロ・ファジョーリ(Nicolo Fagioli)が、スポーツ賭博関与した可能性について調査を行っていると明かした。

 FIGCはAFPに対し、イタリア代表で1試合に出場し、昨季はセリエAで23歳以下の最優秀選手に選出されたファジョーリの調査を8月から開始したと述べた。また国内メディアは、トリノ(Turin)検察も捜査を開始したと報じている。

 ファジョーリはさまざまなIDを使用して、違法サイトで賭博を行っていた疑いがもたれている。

 プロ選手がサッカー賭博をすることを禁じたFIGC規約への違反が認められれば、3年間の出場停止と2万5000ユーロ(約400万円)の罰金処分が科される可能性がある。

 ユベントスはAFPの取材に対し、コメントを避けた。

 今季ファジョーリはリーグ戦6試合に出場しており、チームは3位につけている。

 今年に入ってユベントスはピッチ外のスキャンダルに見舞われており、昨季は不正会計問題で勝ち点10を剥奪されると、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)の出場権を逃した。

 また、所属するフランス代表MFポール・ポグバ(Paul Pogba)がドーピング検査で陽性反応を示したために9月から暫定資格停止処分を受けており、4年間の資格停止処分を科される可能性がある。 (c)AFP