【8月3日 AFP】サッカー女子W杯オーストラリア・ニュージーランド大会(FIFA Women's World Cup 2023)は2日、グループリーグの試合が行われ、ジャマイカや南アフリカといったダークホースが初の16強入りを決めた一方、ブラジルは敗退が決まった。

 世界ランキング43位のジャマイカは同8位のブラジルと0-0で引き分け、グループFの2位通過を決めた。

 敗れたブラジルは1995年以来のグループステージ敗退。女子サッカー史上最高の選手との呼び声も高い37歳のマルタ(Marta)は試合後、今回が自身6度目の出場にして最後のW杯だと明言した。

 ジャマイカは決勝トーナメント1回戦でグループHの首位通過チームと対戦する。3日に最終節が行われるグループHでは、コロンビアが現在トップに立っている。

 グループFは、フランスがカディディアトゥ・ディアニ(Kadidiatou Diani)のハットトリックなどでパナマを6-3で下し、首位通過を果たした。決勝トーナメント1回戦では、ドイツとの対戦が濃厚となっている。

 グループGでは、世界ランク54位の南アフリカが同16位のイタリアを3-2で撃破。92分に主将テンビ・クガトラナ(Thembi Kgatlana)が決勝点を挙げてW杯初白星を飾り、オランダとの決勝トーナメント1回戦へ駒を進めた。

 イタリアもアリアンナ・カルーゾ(Arianna Caruso)のこの日2点目で74分に一度同点に追いつき、突破に必要な勝ち点1を獲得したかに思われたが、終了間際の失点に泣いた。

 グループGのもう1試合では、スウェーデンが2-0でアルゼンチンを下し、3連勝で首位通過を果たした。決勝トーナメント1回戦では、3連覇を狙う優勝候補の米国と激突する。(c)AFP/Peter STEBBINGS