【6月19日 AFP】南米エクアドル当局は18日、死亡を宣告され納棺された後に生き返った76歳の女性が、今度は本当に死去したと発表した。

 ベジャ・モントヤさんは9日、死亡宣告された。ところが、息子によると、通夜にひつぎに納められたモントヤさんは、外に出してもらおうと内側を必死にたたいた。ふたが開けられ、男性2人に介護される中、モントヤさんが大きく息を吸っている様子を捉えた動画は、ソーシャルメディアで拡散された。

 その後、モントヤさんはババオヨ(Babahoyo)の病院に入院していた。しかし現地の保健当局によると、16日に脳梗塞で死去した。

 主要紙ウニベルソ(El Universo)によれば、息子は「今度は本当に死んでしまった」と話した。

 保健省は、モントヤさんが誤って死亡宣告された件について調査を命じている。

 地元紙などは、モントヤさんは、長時間にわたって自らの意思で姿勢を変えられなくなる「カタレプシー(強硬症)」を発症していたと報じた。(c)AFP