【5月12日 AFP】オーストラリア出身のラグビーリーグ(13人制)の元スター選手で、米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のサンフランシスコ・フォーティナイナーズ(San Francisco 49ers)でプレーした経験もあるジャリード・ヘイン(Jarryd Hayne)氏(35)が12日、2018年の女性に対する性的暴行事件で、禁錮4年9月の実刑判決を受けた。

 ヘイン氏は最初の裁判が評決不能となった後、21年の2度目の裁判で5年9月の有罪判決を受けた。しかし、昨年の控訴審で判決が覆され、3度目の裁判が開かれていた。ヘイン氏は罪を否定していたが、先月に有罪が確定し、この日量刑が言い渡された。すでに服役した期間を考慮し、24年5月には仮釈放の対象となる。

 ヘイン氏は09年と14年にナショナル・ラグビーリーグ(NRL)の年間最優秀選手に選出され、オーストラリア代表として12キャップ、父親の出身国であるフィジー代表としても4キャップを記録。7人制ラグビーのフィジー代表でもプレーした。

 15年にはRBとしてNFLに挑戦したが、フォーティナイナーズでの1シーズンで8試合出場、79ヤード獲得、0タッチダウンとわずかな成功しか収められなかった。(c)AFP